原料選びのポイント
Q. 子実体と菌糸体どっちがいいの?
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私たちが日常食しているキノコが「子実体」です。キノコの「傘」と「柄」の部分です 。
これに対し、キノコの根っこ部分を「菌糸体」といいます。
菌糸体と子実体ではその有用性にほとんど差はありません。
アガリクスは子実体に水溶性のβ-(1-3)-D-グルカン、不溶性のβ-(1-6)-D-グルカンタンパク複合体などが含まれ、菌糸体にはグルコマンナンタンパク複合体(ATОM)、マンナンタンパク複合体(AB-FP)が含まれています。
いずれも有用性はデータで確認されており、どちらがいいということより、
両方摂るのが最も好ましいといえます。
- なぜ菌糸体を使ったアガリクス商品が多いの?
- 市場にアガリクスの菌糸体を原料とした商品が多いのは、菌糸体が栽培しやすく品質管理もしやすいからです。
菌糸体はほとんどが室内でタンク栽培されているので、常に安定供給できるという利点があります。
実際は上記でご説明しているとおり、β-D-グルカンは子実体に含まれ、菌糸体には子実体と違う有用成分が含まれているのです。